火災報知器


火災報知器はいくつ必要?-設置基準-

-2021.06作成-
こんにちは、リクシルリフォームショップ橋本建設 インテリアコーディネーターの花輪です。
神戸市では2011年から全ての住宅に火災報知器の設置が義務づけられています。新築住宅はもちろん既存住宅でも住宅用火災報知器の取付が必要です。
全国では毎年約1000人もの方が住宅火災で亡くなっています。あなたや家族の命を守るために火災報知機を設置しましょう。

Contents

目次
1.神戸市における住宅用火災警報器の設置基準
2.いくつ設置したらいい?設置個数早見表
3.10年を目安に交換をおすすめします

1.神戸市における住宅用火災警報器の設置基準

住宅用火災警報器は、神戸市火災予防条例により「寝室」「台所」ときどき「階段」に設置することが定められています。

【寝室】煙式
普段の就寝に使われている部屋に設置します。
就寝に使わない「居室」は義務ではありませんが、タバコを吸う場合や仏壇にロウソクを灯すなど、危険性があると思われる場合は設置することをおすすめします。

【階段】煙式
避難階(1F)以外に「寝室」がある時は「階段」の上部にも設置が必要です。

【キッチン】煙式または熱式
調理時の煙や湯気が直接かからない位置に設置します。
キッチンの構造上、「煙式」では誤作動する恐れが高い場合(共同住宅の1Kタイプなど)は、「煙式」に替えて「熱式」を設置することもできます。「火災警報機能付ガス漏れ警報器」を設置している場合は、そのままでかまいません。

取付ける位置について

壁や柱に取付
警報機の中心が天井から15~50cmの位置になるように設置。
時計などを飾るように釘やフックにぶら下げるだけ簡単に取り付けられ、誤動作をした場合もすぐに止められるのでおすすめです。

天井に取付
警報器の中心を壁または梁から60cm以上離して取り付けます。

エアコン等がある場合
エアコンや換気扇の吹き出しロ付近から、1.5m以上離して取り付けます。
煙の流れが乱されてしまい、感知できなくなるからです。

いずれの場合も、天井と壁があわさる角の部分等は煙がなかなか届かず感知が遅くなるので注意しましょう。

2.いくつ設置したらいい?設置個数計算表

必要な火災報知器の個数を計算してみましょう


項目
テキスト
寝室の部屋数
→       
キッチンの数
→       
【廊下】
1フロアに7㎡(4.3畳)以上の部屋が5つ以上あるフロアの数
→       フロア

【階段】
2階以上にある寝室のフロア数
→       フロア
必要個数(合計)
=       
項目を追加

3.10年を目安に交換をおすすめします

住宅用火災警報器は古くなると電子部品の劣化などで、火災を感知しなくなることがあるためとても危険です。10年を目安に新しい機器に交換しましょう。
また、イザという時に作動するかを確認するため、ボタンを押すか引き紐を引いて定期点検をしましょう。

いかがでしたか?今回は神戸市における火災報知器の設置基準をご紹介しました。明石市や芦屋市・西宮市などについては少し基準が異なっているようです。詳細につきましてはお住まいの地方自治体にて最新の情報をお調べくださいね。

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