壁紙リフォーム

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プロが教えるクロス選びで失敗しないためのコツ

リフォーム完成後にがっかりしないために -2019.12作成-
こんにちは、リクシルリフォームショップ橋本建設 インテリアコーディネーターの花輪です。
壁紙リフォームって、お部屋のイメージを大きく左右するので失敗しないか不安ですよね。
「想像していた仕上がりと違っていた」とがっかりしないためにも、
私がリフォーム現場でおすすめしている壁紙選びで失敗しないコツをご紹介します。

1.新築とリフォームのちがい

タイトルを見て「そんなの当たり前だよ~」と思った方もいらっしゃるかと思います。
しかしながら壁紙リフォームでは大切なポイントですので少しだけお付き合いください。

新築住宅では当然ながら新品のボードに壁紙を貼ります。
新しい下地ボードは表面がつるっと滑らかな手触りをしています。

次にリフォームの場合ですが、現在貼っているビニールクロスを剥がし、その上に新しいクロスを張ります。
したがって下地の表面は毛羽だったり傷んだりしています。
厚紙を端からめくって2枚に分けた時を想像してみて下さい、表面がざらざらしていますね。
ちょうどそんなイメージです。
2度目3度目の壁紙リフォームの場合、下地の表面はさらに悪くなります。

このようにリフォームでは、下地ボードの状態が新築とはまったく異なります。
ですので「新築みたいにキレイにならなかった」といった失敗につながるのです。 
  
明るい日中の壁
 
左の場所を照明をかえて撮影。
 
下地の不具合がみえています
 
ボードの継ぎ目がみえています

2.私が輸入クロスを選ばない理由

おしゃれなショップや施工事例をみると輸入クロスを上手にアクセントに取り入れて素敵ですよね。

私も輸入クロスは大好きです。でも壁紙リフォームにはおすすめできません。

なぜなら輸入クロスの多くは素材に紙や不織布が使われているからです。
壁紙の幅も日本の半分くらいのものが多く、まるでラッピングペーパーのようです。
素材が薄いクロスを選ぶと、下地の不具合がストレートに出てきてしまいます。

国内メーカーの新築用ビニールクロスも輸入壁紙と同様です。
色柄や種類は豊富ですが厚さが薄いため当店ではおすすめしていません。
どうしても使いたい場合は、コストはかかりますが新しい下地ボードを張ってもらうとよいでしょう。 

新築用の壁紙とリフォーム用の壁紙は、カタログの形状で区別されています。
下記の写真を参考に右の2つからお選びいただくとよいでしょう。
広げる
湾岸を埋め立て土地を広げる
そのころわたくしは、モリーオ市の博物局に勤めて居りました。
新築用
壁紙カタログと言われてイメージするこちらの取っ手付きのカタログは主に新築向けとなります。AA品や1000番クロスと呼ばれます。
リフォーム用
リフォーム専用カタログです。
1ページ1枚の見本帳になっています。AA品や1000番クロスと呼ばれています。
量産クロス
シンプルでよく使用されるものを集めた一番小さなカタログです。こちらもリフォームにはおすすめです。量産品と呼ばれています。
項目を追加

3.機能性クロスを過信しない

壁紙のカタログを見ていると、消臭や空気清浄、汚れ防止、表面丈夫など
各メーカーさまざまな機能が付いた壁紙が掲載されています。

もちろんこれらは各メーカーさんが研究を重ねて製品化されたものですので
それぞれ効果があるのですが、あくまでも壁紙に付加された効果です。

ちなみ私の家では消臭・空気清浄機能のついた壁紙を使用していますが、
焼肉の後は次の日も部屋中に焼肉のにおいが残っています。
また調湿効果を期待し珪藻土クロスも使用していますが、
多少はましですがやはり梅雨時は換気をしないとカビが発生します。 

というわけで、私は機能性クロスは過信せずおまけ程度に考えることをおすすめしています。

4.マンションの梁は天井と考える


マンションの壁紙リフォームを行うと、お部屋の中央に梁がある場合がよくあります。
梁(はり)って何?と思われた方は、大きな柱の上の方を見上げてください。
柱~柱の間をつなぎ、上の階の床を支えている構造体の出っ張りがあると思います。

この梁がお部屋の端にある場合は、壁のクロスでも天井と同じクロスでも、好きな方で構いません。
しかしながらお部屋の中央にある場合は、天井と同じクロスをお勧めしています。
なぜかというと、壁と同じクロスだとそこで部屋が区切られたように感じるからです。
お部屋を広く感じさせるために梁には天井と同じクロスをおすすめしています。

余談になりますがお部屋を広く見せたいなら、全体的に明るい色の壁紙を選び
一番遠くの壁に寒色系のアクセント、天井は壁よりも明るい色をお選びください。

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0.リフォーム前

 
このお部屋を使って、今から壁紙シミュレーションを行います。

1.明るい天井-i

梁を「天井」クロスにした場合
左の(0)と比べて下さい。天井に壁より明るいクロスを張ると、お部屋に広がりが出ます。

2.明るい天井-ii

梁を「壁」クロスにした場合
左の(1)と比べて下さい。天井は高く見えますが、奥の壁が近づいてみえるのがわかりますか?

3.暗い壁紙

 
濃い色や暗い色の壁紙を選ぶと、落ち着いた雰囲気になりますが、部屋は狭くみえます。

4.暗い天井

梁も天井クロスにしています
上の(2)と比べて下さい。天井に濃い色や暗い色を選ぶと、部屋が引き締まって見えます。

5.寒色のアクセント

 
左上の(1)と比べて下さい。
寒色系のアクセントを入れると空間に奥行きができ、部屋が広く見えます。
項目を追加

最後に壁紙リフォームの工事費の目安についてお話します。
当店では1000番クロスを壁・天井とも張り替えた場合、
「お部屋の畳数×1万円(税抜)」が壁紙リフォーム工事の目安とお伝えしております。
6帖のお部屋だと6万円、20帖だと20万円といった具合です。
量産クロスにした場合も、6帖のお部屋で1万円前後お安くなる程度です。

実際の金額は窓やドアの数、天井の高さ、梁や柱などの出っ張りなどにより前後しますので、
工事をする際は現地を拝見し、お見積りを作成させて頂いていますのでお気軽にお問い合わせください。

いかがでしたか?今回は壁紙リフォームについてご紹介しました。
これで失敗しないか不安だった壁紙選びも解決することができます。
ぜひ参考にしてみて下さいね。 

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資料請求、ご質問だけでも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。